WordPressの使い方 難しいことはいいからざっくり知りたい

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WordPressの使い方について、未経験者を対象にざっくりと説明してみます。

というのも、WordPressの使い方を検索してみたんですね。

  • インストールの手順
  • 画像の貼りつけ方
  • SNSでシェアする用のボタンの付け方

こういう特定の使い方をユーザー向けに詳しく説明している記事はたくさんヒットしたのですが、まだWordPressを使ったことのない人への「だいたいこういうものだよ」という情報が、あまり見つかりませんでした。

それで書いてみたんです。すると結構な量になってしまいました。語るところが多いWordPress。軽く読めるようにするため手描きの絵とか挟んでます。下手すぎて目障りだったらごめんなさい。

ともかくWordPressの大体の使い方は掴めるかなあと思います。これからWordPressを使ってみたい/使おうかどうか検討している人へ役立てば幸いです。

1. やたらと見る「WordPress」の文字、なぜ?

ホームページの作り方やブログの開設方法について調べてみると、やたらと「WordPress」という単語を目にしますよね。「いったいなぜ?」

なぜユーザーが多いの?

確かにユーザーがめっちゃ多いですからね。それだけ目に付く情報の数も多くなります。

なにやら世界に存在するウェブサイトの4分の1がWordPressで作られているらしいですよ。

それだけ使われてるってことは、絶対凄いものに違いないはずですよね!?

  • WordPressってのを使えば、簡単なんでしょ、なんでもできるんでしょ?
  • アクセスがいっぱいい来るんでしょ?
  • 儲かるんでしょ? 稼げるんでしょ?

こういう魔法のような効果を期待している人もいるのでは。

でも本当のところWordPressは神様ではありません。仕組みの部分に、ウェブサイトを作っていくための作業を効率化できるところがあり、改造が自由にできる柔軟性も魅力、プロのウェブ制作の現場でも活躍しているのは事実です。

ただその魅力を最大限に発揮させるためには、扱う側にそれ相応のスキルが必要です。誰にとっても最高のパフォーマンスで応えてくれるというわけではないんです。

2. WordPressはアプリです

WordPressは無料で使えるアプリです。いつも新しいバージョンが開発されていて、最新の日本語版は以下でダウンロードできます。

WordPressはアプリですからインストールして使います。iPhoneアプリもそうですよね。iPhoneアプリはiPhone本体へインストールすることで使用が可能になります。

WordPressの場合は、インストールする場所が「サーバー」という場所になります。

WordPressもアプリ

サーバーはレンタルすることができます。その名も「レンタルサーバー」。検索するとたくさんヒットします。

レンタルサーバーは、会社ごとに料金や容量が違います。どのレンタルサーバーもたいがい無料の試用期間があります。なんせタダなんですから、遠慮なしに試してみましょう。

試してみたうちの中から、使い勝手が良く動作が安定しているものを選べば間違いなしです。

レンタルサーバー

といっても、レンタルサーバーの選択基準がどこにあるか素人さんは知りません。そんなわけで以下の記事を書いてみました。WordPress用のレンタルサーバーを選ぶときのポイントを説明しています。

これでもよくわからないって方には、もう「エックスサーバー」一択でいいんじゃないでしょうか。

理由は下の記事に書いてます。月額1,000円。圧倒的なコストパフォーマンス、何も考えず選んでも後悔するってことは少ないと思います。実際僕のお客様へレンタルサーバーをお勧めするときも筆頭で推してます。

3. WordPressはインストールして使います

WordPressを使うには、レンタルサーバーへインストールが必要です。

でも、それってどうやるの?

心配ですよね。でも大丈夫。最近のレンタルサーバーには、WordPress用の自動インストール機能が付いているからです。付いてないレンタルサーバーもあります。そういうのは初心者さんは選んじゃだめですよ。

これはエックスサーバーの場合です。契約後に管理画面がもらえます。そこに、その便利な機能が見つかります。

簡単インストール

この「自動インストール」をクリックします。そのあと表示される画面の指示に従えば、インストールは終えられます。

4. WordPressは管理画面から使います

インストールが完了すると、WordPressを操作するための管理画面が作られます。

この管理画面でウェブサイト制作のためのすべての作業をしていくことになります。ブログの更新もここからします。

管理画面

管理画面へ入ってみましょう。

ウェブブラウザで管理画面のアドレスを入力します。ウェブブラウザは、普段ネットサーフィンに使っている「グーグルクローム」や「インターネットエクスプローラ」のことです。

ログイン画面

管理画面のアドレスは、WordPressをインストールしたときに発行されます。そのときログイン用のIDとパスワードを自分で決めます。ログイン用のURL、ID、パスワードは全部一緒にメモっておきましょう。

管理画面に並ぶメニュー

ログイン後管理画面の左を見るとメニューが並んでいます。ウェブサイトを作っていくためのメニューです。

例えば、ブログを更新するためのメニュー。新しく記事を書いたり、昔書いた記事を編集したりは、ここからできます。

ブログメニュー

Webサイトのデザインを変えたいときは、ここのメニューを使います。

デザインメニュー

ウェブサイトに新しい機能を追加したいときはここです。「WordPressでできること」を増やしていけます。この辺については、あとで詳しく取り上げます。

プラグインメニュー

ウェブサイトを作っていくための作業って、本当はもっと面倒なんですよ。ちょっとしたページを作るだけでも、

  • テキストエディタを用意して、
  • HMTLでテキストを打ち込み
  • 貼り付ける画像も用意
  • CSSでデザインを整えて
  • 他のページとの関係性も考えながら
  • レンタルサーバーの適切な場所を指示して
  • FTPソフトでアップロード

これだけの手間がかかります。途中の聞きなれない専門用語、うざいでしょう。

でもWordPressがあれば、こんな難しいことは無視できます。管理画面の使い方さえ覚えればOK。専門スキルがなくてもウェブサイトを構築していくことができます。

5. WordPressで新しいページを作ってみる

試しにひとつページを作ってみます。

Webサイトは、基本的に複数のWebページで成り立ってます。トップページが表紙です。下層ページへ枝分かれに分岐している様子を絵にしてみました。

ちなみにこういうサイトの構成図をサイトマップといいます。

ウェブサイト

WordPressでは二種類のウェブページを作れます。

  • 固定ページ:あまり更新する必要のない固定的な情報を載せるページ
  • 投稿ページ:ブログ記事のように内容を変えて定期的に更新するページ

固定ページと投稿ページ

固定ページは、企業サイトにあるサービスや料金のような、固定的な情報を載せておくページ用に使います。

投稿ページは、日記のような話題を変えて日替わり/月替りで更新するページに使います。ブログが代表的な例です。ウェブサイトの中に時系列に並んで存在します。

どちらも作り方自体は同じです。ここでは投稿ページを作成します。ブログを更新するときは、こうして更新します。

投稿ページの作成画面です。

投稿方法

  • 1. タイトルを入れて
  • 2. 文章を入力
  • 3. 公開ボタンをクリック

これだけで新しいページが作られネット上に公開されます。簡単ですね。

文章と一緒に画像を貼り付けることもできますよ。「メディアを追加」というボタンを使います。

画像添付

ボタンをクリックすると、手元のパソコンに保存されている画像から貼りつけたい画像を選べます。

雑誌のようなレイアウトは苦手

こうして簡単に新しいページを作成できるWordPressなのですが、複雑なレイアウトは苦手です。

例えば、こういう雑誌のようなレイアウト。文章と写真が入り組んで配置されていますね。

雑誌のレイアウト

こういう難しいレイアウトを実現するには、更新者に高度なデザインスキルが求められます。

ウェブページ上では、いろいろな表現が使われますよね。

見出し、

見出しの例

表、

表の例

文字の色、サイズ、

テキストの例

こういう表現の方法を様々と駆使し、レイアウトも工夫すると、見た目が賑やかなページができあがります。憧れますね。プロデザイナーっぽいです。

でも、そんなプロっぽいページを作るには、プロが持つのと同等のデザインセンス、HTMLやCSSなど専門スキルが必要なんです。

だから多くの初心者さんにとって最初に作れるのは、文字と写真が上から下へと並ぶシンプルなページになります。「簡単に更新できる=簡単にオシャレなページを作れる」ということではないんですね。

書類作成用のアプリ「Word」に慣れた人は特に注意してください。文字と画像を紙面で自由に動かしながら、わりと思い通りにデザインできるじゃないですか。

WordPressで同じようなことをしようとしてもできません。単に画像の横に文字を回り込ませたいだけなのに、あっちをいじりこっちをいじり、イライライライラ。結局できずに諦めることになります。

6. WordPressのデザインは簡単に変えられる

WordPressでは洋服を着替えるような感覚でウェブサイトのデザインを変えられます。

テーマ

「テーマ」と呼ばれるデザインテンプレートが無料でも有料でも配布されています。好きにひとつ選べば、その通りのデザインをウェブサイトに着させられます。

テーマを変えるメニューは管理画面のここにあります。

テーマの画像

会社の事業案内用のウェブサイトを「コーポレートサイト」といいます。他にはブログ、アフィリエイト、ランディングページ、などなど。ウェブサイトのタイプによって似合うデザインが違いますよね。

テーマもタイプごとに見つけられるので、自分のウェブサイトのタイプに合わせて選びましょう。

コーポレートサイト用のテーマ。

コーポレートサイト

テーマの詳細を見る

SEOに強いテーマ。

賢威

テーマの詳細を見る

アフィリエイト向けのテーマ。

affinger

テーマの詳細を見る

上記はぜんぶ有料のテーマです。有料だけあってサポートもちゃんとしてくれるので、初心者さんにおすすめです。

7. WordPressの「できること」は増やせる

プラグインは、WordPressの機能を補強していくための仕組みのことです。

プラグイン

例えば、お問い合わせフォーム。24時間365日休みなく、ウェブサイトから直接お客様のお問い合わせを受け付けられます。商用サイトには必須の機能です。

商品をネットで販売したい場合は、オンライン決済用のショッピングカートの機能が必要です。

こうした特殊な機能は、もともとのWordPressには付いてません。そこでプラグインの出番です。

プラグインは機能ごとに配布されています。

お問い合わせフォーム用のプラグイン、ショッピングカート用のプラグイン、他にはSEOの設定を簡単にしたり、セキュリティを強化したり、用途別に配布されているプラグインを追加でWordPressへインストールすれば、どんどんWordPressでできることが増えていきます。

プラグインの拡張

でも増やしすぎには注意です。プラグインの中にはお互いに相性の悪いものがあり、組み合わせによってはシステムに不具合を与えるリスクがあります。

プラグインを使いすぎると、システムの動きが重くなりウェブサイトの表示を遅くしてしまうこともあります。

だから本当は、慎重に厳選したプラグインだけを使うべきなんですが、WordPressを使い始めたばかりの頃はいろいろ試せるのが嬉しくて、あれこれ使っちゃうんですよね。みんなが通る道です。

8. WordPressはSEOに強いの?

この噂をけっこう聞きます。WordPressはSEOに強い。それって本当なのでしょうか?

seo

答えは、やっぱり「中身しだい」。いくらWordPressを使っていても、中身がなければ、当然SEOの効果はありません。

検索結果の順位を決めているのはGoogleです。Googleによる評価が上がれば、検索順位もアップします。

Googleが見ているのはウェブサイトの中身で、WordPressを使っているかどうかは評価の基準にありません。

ありませんが、説明が難しいな、WordPressにGoogleからの評価を得やすくする仕組みがあるというのも事実です。

Googleから評価されるには、もちろんGoogleへウェブサイトの中身が伝わっていることが前提です。普通にウェブサイトを作る場合は、伝えるための準備からしていかなくちゃいけません。

それをWordPressに頼ることでショートカットできます。仕組みの部分に、すでに準備が整っているからです。

SEOの勉強がまだの初心者さんは、「ごめん、何言ってるかわからない」状態になってしまっているでしょう。これについては、回を改めてしっかり書きます。今回はもうけっこうな分量になっているのでお許しを。

またSEOを強く意識したテーマやプラグインも見つかりますからね。SEOへ取り組みやすい環境がWordPressにはあるわけです。

でもやっぱり結局中身が重要。これは絶対です。訪れる価値のないサイトに、いくらSEOが強いテーマやプラグインを使ったところで効果は期待できません。

9. WordPressにもデメリットはある

メリットばかりでなく、もちろん欠点もあります。

まずはセキュリティについてです。

セキュリティ

WordPressの人気はおさまることを知りません。ユーザーが増えれば、それを狙う悪質な攻撃の被害も増します。

WordPressを狙う代表的な攻撃が「ブルートフォースアタック」です。WordPressの管理画面へ無理やり侵入しようとする攻撃のことです。

管理画面を乗っ取られると一大事です。ウェブサイトの中がひっちゃかめっちゃかに荒らされます。

被害が自分だけで済めば不幸中の幸いです。ウェブサイトの種類によっては、他人の個人情報を抱えている場合もありますからね。ネットショップを例に挙げるとクレジットカード番号です。盗まれたらヤバイですよね。

他人へ迷惑をかけないためにも、セキュリティへの高い意識が必要です。

といっても実は、高い攻撃のスキルを持つハッカー達に対して、素人さんの生半可な知識で対抗できる方法ってあまりないんですよね。だからせめて以下のことくらいはしておきましょう。

  • WordPressは最新のものを使う
  • システム/プラグイン/テーマを常に最新のバージョンへアップデートする
  • 管理画面のパスワードを予想されにくい複雑なものにしておく
  • セキュリティの機能がある信頼できるレンタルサーバーを選ぶ

初心者さんでもできることです。セキュリティ効果を高めるプラグインもあります。管理画面への侵入を防げるので、WordPressをインストールするのと同時に入れておくといいでしょう。

ブルートフォースアタックは海外からのものが多いです。海外からのアクセスを自動的に弾いてくれるレンタルサーバーがあります。

実は複雑なWordPressの仕組み

WordPressの管理画面からは、

  • 新しいページの作成
  • デザインの変更
  • プラグインによる機能拡張
  • SEOの設定

などなど、簡単にできてしまいますが、実はその管理画面の背後では複雑なシステムが動いています。

複雑なシステム

その複雑なシステムが勝手に壊れることがあるんです。

本当は必ずなにかきっかけがあっての不具合ですが、初心者さんの場合は、知識がないので何が原因になったのかわかりません。

何も悪いことしてないよ、なぜ?

昨日まで普通に動いていたのに、突然管理画面へログインできなくなってしまった、いきなりウェブサイトの表示が真っ白になってしまった。

こうした不具合は本当によく起こります。検索するとたくさん泣きの声が見つかります。

そんな悲劇に備えておく方法がバックアップです。必ず普段からバックアップを取って起きましょう。バックアップがひとつあれば、何が起こっても以前の健康な状態へ復旧できます。

レンタルサーバーによっては、自動で定期的にバックアップしてくれるものもあります。初心者さんほど危険を知らず、なぜか変に楽観的ですよね。バックアップをサボる癖があります。

そういうめんどくさがりな方にとって、バックアップ機能が付くレンタルサーバーは強力な味方です。

10. WordPress以外の選択肢もある

  • セキュリティ対策
  • システムに不具合が生じたときの対処法
  • 定期的なバックアップ

こうした負担を考えると、WordPress以外の別の選択肢も検討の余地があります。

簡単に更新したい、おしゃれなデザインを選びたい。こういったことは、他の方法でも十分可能だからです。

レンタルホームページ

ホームページのスペースを借りられるサービスです。システム管理とセキュリティ対策はサービス側へ任せておけるので楽です。

一般企業なら「WIX」なんておすすめですよ。業種ごとに分けられたおしゃれなテンプレートからデザインを選び、ウェブサイトを作っていけます。

レストランや美容室のような店舗用のホームページなら「グーペ」が便利です。お店のホームページには絶対あるメニューやアクセスのページを簡単に作れて、ブログまで更新できます。

グーペ

グーペを詳しく見てみる

WIXとグーペ以外にも同じようなサービスはたくさんあります。以下の記事もどうぞ。

レンタルブログ

ブログだけが目的なら「はてなブログ」や「ライブドアブログ」があります。システム面で余計な苦労をせず、ブログの執筆だけに集中できます。

レンタルブログは、ユーザー同士で交流できるところも魅力です。WordPressで開設したウェブサイトは、最初絶望的にアクセスが集まらないので。

ユーザー同士がお互いに行き来してアクセスを盛り上げられるところは、WordPressにないメリットですね。

Concrete5

WordPressと同じような仕組みで動くアプリとして「Concrete 5」を挙げておきます。

レンタルホームページ・ブログと違って、自分で所有する方法でウェブサイトを運営できます。WordPressと同じですね。

管理画面の使い方がWordPressよりも直感的なところが受けてます。2分でわかるConcrete5の紹介ビデオがこれです。

11. 結論。WordPressは簡単? 難しい?

これを言ってしまうと元も子もないのですが、結局はユーザーの「やりたいこと」しだいです。

単にブログを更新するだけなら、ほとんどの人がストレスなくできるでしょう。でもデザインを自分なりに変えていきたいということになれば、カスタマイズのスキルが求められます。

ポジティブな言い方をすれば、レベルに応じた使い方を楽しめるわけです。

使ってみよう

やりたいことによっては、学習が必要になる場合も多いでしょう。

ユーザーが多いので、情報はたくさん見つかります。困ったことがあっても検索すればたいてい解決策は見つかりますし、Amazonに行けば基本から教えてくれる書籍もいっぱい売ってます。

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コミュニティも発達してます。公式の掲示板を見てみると、上級者さんが初心者さんへ優しく、厳しいのもありますけど、しっかりサポートしている様子がうかがえますし、ユーザーなら一度は参加してみたくなるリアルなイベントも活発に日本全国で開催されていますよ。

すごいですね、WordPress。もはや単なるウェブ制作のためのツールにとどまっていない活躍ぶりです。

さて、いままで使い方をざっくりと説明してきました。何より一番わかるのは体感してみることです。レンタルサーバーの試用期間をぜひ利用して、まずは触ってみてはいかがでしょうか。

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